平成29年度 山梨県緑の活動発表会を開催しました

11月11日(土)、恩賜林記念館東会議室において「平成29年度山梨県緑の活動発表会」を開催しました。
これは、県内で緑化活動を行っている緑の少年隊等の青少年の団体が、日ごろの活動の成果を発表するとともに、自然体験を通じて交流し、今後の活動内容の充実を図ることを目的に実施しているものです。
発表は審査され、発表団体に緑の少年隊があった場合、上位の緑の少年隊を次年度の「全国緑の少年団活動発表大会」に推薦することにしています。
活動発表は午前中に行い、審査結果を待つ午後に木工作をしました。

午前中の活動発表では、県内の4つの地区を代表する団体が発表しました。
出場したのが、4つの地区とも緑の少年隊でしたので、審査の結果、優秀賞になった隊を次年度の「全国緑の少年団活動発表大会」に推薦することにしました。


平成29年度 山梨県緑の活動発表会を開催しました


平成29年度 山梨県緑の活動発表会を開催しました



発表の概要と審査結果は以下のとおりです。


<発表概要と審査結果>

〇芦安小緑の少年少女隊(南アルプス市):優秀賞((公財)山梨県緑化推進機構会長賞)
芦安小は標高3,000m級の山々が連なり、ライチョウやキタダケソウなどの貴重な動植物が生息する南アルプスへの玄関口にあります。明治7年4月に創設された、とても歴史のある小学校です。平成23年6月には、県内で初めてユネスコスクールに設定され、ESD(持続可能な開発のための教育)に関する様々な自然体験活動等を行っています。具体的には、3年生以上が毎年学校登山を行っています。3,4年生は夜叉神峠に登り、5,6年生は1泊2日で栗沢山(2,714m)に登ることで、南アルプスの自然や文化、伝統についても学んでいます。また、芦安小学校には学校林があり、枝打ちや伐採をする「森を活用する」活動や、植樹など「森を守る活動」も行っています。これ以外にも、花いっぱい運動や学校農園のサツマイモの栽培、学校林の枝打ちした枝や蔦切りした蔓を使って焼き芋集会など、さまざまな自然体験活動を続けています。

〇八幡小緑の少年少女隊(山梨市):優良賞(緑の少年隊山梨県連盟会長賞)
緑の少年少女隊の紹介と活動内容の紹介。
 ①有価物の回収 ②森林学習会の参加 ③野外観察会 ④学校農園・花の栽培
 ⑤緑のカーテンづくり ⑥ライオンの森植樹活動 など

〇上野小学校緑の少年少女隊(市川三郷町):優良賞(緑の少年隊山梨県連盟会長賞)
上野小学校は甲府盆地の南端に位置している、全校児童151名の学校です。学校に隣接して「表門神社」があります。「歌声の響く森の学校」として、全校による音楽活動が盛んです。本校での緑化活動としては、緑の少年少女隊(園芸委員会)が行う、地域の民生委員の方々との花壇・プランターの花の植え替え、水やり、除草、全校集会における発表などがあります。また、全校児童によるサツマイモ栽培、低学年による野菜の栽培、3学年のヤマメの稚魚の放流、4学年のゴーヤによるグリーンカーテンづくりなど全校で環境保護・緑化活動に取り組んでいます。

〇道志小緑の少年少女隊(道志村):優良賞(緑の少年隊山梨県連盟会長賞)
道志村を東西に流れる道志川の水は、明治30年より、横浜市の水道水として取水されています。道志川の水を豊かに保つために、横浜市は、道志村の森林2,873haを水源涵養林(水源林)として管理しています。道志小学校は、水源林の観察や水源林間伐体験などを通して道志村の自然について学習しています。毎年、横浜市水道局の協力を得ながら、5年生は間伐体験学習、4年生は水源林見学に取り組んでいます。

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午後は、審査の結果を待つ間に木工作をしました。
ギャラリーわのば 髙野先生の指導のもと、森の素材を使ってペン立てを作りました。

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ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。


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2017年11月13日 Posted by緑の少年隊山梨県連盟 at 10:05 │緑の活動発表会